働くOLの不妊治療体験記

不妊治療をしていく中で早めに知っておけたら良かったと感じた事を綴っていきます。

募る不安

採卵3日目の報告

 

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採卵数 16個
IVF

8月20日
本日 3日目。
卵の観察を行いました。
医師と相談し、今回は胚盤胞までの培養を試み、胚盤胞へ到達した時点で凍結保
存の方針となりました。
受精卵は24日までの培養となります。
凍結保存の結果を24日にmailにて連絡させて頂きたく存じます。

 

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えっ、

たしか胚盤胞まで育てるかは選択できたはずなのに、

勝手に判断されちゃったの⁈

 

 

 

 

 

 

 

悲しい進捗報告

 

なんとなく、

私は卵子が16個もとれたのだから

来月には問題なく移植ができるだろうと考えてました。

 

 

しかし、採卵日の翌日

培養士さんからの連絡に愕然としました…

 

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8月18日
本日 卵の観察を行いました。

正常受精数          2個
受精が確認できなかったもの  8個
異常受精卵          2個 (治療に用いることができません)
変性卵            4個 (治療に用いることができません)


不明な点は 次回来院時に 医師 または 培養士にお尋ねください。

 

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ふ、不明な点ありまくりだよーーー!

 

 

16個もとったのに受精したのは2個とか。。

あんなに痛い思いをしたのに、、、

 

けど、まだ2個が駄目と決まったわけではないので

気楽に次の報告を待つことにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採卵日当日 痛みとその後の過ごし方

 

朝は10時までに病院で受付との事で、

はりきって30分前に到着しました。

(なお、採卵日の遅刻は厳禁!

遅刻をした場合採卵の中止もあるそうです)

 

到着後、リカバリールームという場所に案内されました。

15畳程度の部屋に、ベージュのカーテンで区切られた個室が6つ程度並んでます。

カーテン内は

大人一人が寝れる程度の大きさのベッドが置かれ、間接照明で薄暗くなっていて落ち着ける空間でした。

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 手術着に着替えて待つこと約一時間後、

ついに名前が呼ばれ手術室へ。

 

私が通っている病院でおこなう麻酔方法は局部麻酔との事ですが、

事前に私は卵が多いから痛いと説明されていたので、

歯を食いしばれるようにマウスピースを持参していきました(笑)

 

そして、そのマウスピースが大活躍!

局部麻酔をしてはもらったものの、

麻酔後にすぐに針を刺すので、全然痛みが軽減されませんでした!!

しかも、私の場合卵の数が多い分、

何度も何度も針を刺すので、

イデデデデデデ!!

と叫びたいような強烈な痛み!

歯を食いしばってなんとか耐えきりました。

 

採卵してもらってる最中、

先生が

「小さいのばっかりだなぁ。。」

と言っていたのが心配でしたが、

とりあえず終わった事の開放感でそれどころでなく、

早く横になりたいといった感じでした。

 

ベッドに戻ったら夜用のナプキンをして横になりました。

私の場合、たくさん針を刺したという事で点滴を打ちながら2時間程度横になってました。

 

 その後、培養士さんから

「卵が16個とれました」

という報告を聞いて、痛いのに耐えて頑張った甲斐があったと感じました。

 

この後、卵子は旦那精子との受精作業が行われ、

順調に育っていくと

初期胚→胚盤胞と成長させた後に凍結保存され、

来月の移植周期となります。

 

点滴が終わったあと、診察室で先生から

「よく頑張ったね!絶対妊娠しましょう」

という言葉をもらえました。

 

 

病院を出た後、

生理痛の重い日のような鈍痛は酷かったですが、

朝からほとんど何も食べてない空腹の方がまさり、うどんをがっつり食べる元気はありました。

採卵の数さえ少なければ、

午後から会社に行けたかもしれませんが、

暫くして頭痛も酷くなってきたので、1日しっかり休みをとっておいて良かったです。

翌日には、普通に出勤をすることができました。 

 

 

 

 

 

 

 

採卵前日の過ごし方

採卵日が生理から13日目の8月17日に決まりました。

 

正確な採卵日を調べるために、

8月14日、15日(16日は病院が休み)と連続して病院に通い、

17日が採卵日と決まったわけなのですが、

最適な採卵日を決めるとはいえ、

平日に何度も休むのは大変でした。。

 

15日の問診で言われたのは、

「まだ卵が小さいものが多いけど、採卵日は17日目でいきましょう!」と先生にきっかり指定してもらいました。

 

また、採卵日2日前の15日の夜は、

自己注射と排卵誘発の点鼻薬を打ちます。

この注射や点鼻薬

その後に排卵を止めるボルタレンの服用まできっちり時間が決まってます。

 

薬をきちんと服用し、

大好きなお酒も8月はほぼ飲まず、採卵の為に色々我慢して当日を迎えました。

 

 

 

 

恐怖の自己注射

 

 

体外受精周期がスタートしました!

 

まさか自分が1人で自己注射することになろうとは思ってませんでしたが ^^;

簡単にスケジュールや注射の流れを説明させていただきます。

 

 

▼スケジュールはこんな感じです。指定された日時にちゃんと薬や注射をする必要があります。

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スケジュール

 

 

 8月9日…注射の練習

 

看護師さんが、丁寧に注射の打ち方を説明してくださいます。

 

 

 

 

8月11日…恐怖の自己注射開始!

 

ついに1人で注射をする日がきました。

看護師さんにもらった注射セットの中身はこんな感じです。

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hMG注射セット

 

まず、脱脂綿を1枚とって注射を打つ場所を消毒。

もう1枚は注射瓶をわるのに使います。

 

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薬は下記の3本です。

この3つを注射器で合体させます。 

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下記のような感じで、瓶の端を脱脂綿でおおい、

一気に瓶をポキっと折ります。

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簡単に、手でぽきっと折ることができます。

 

瓶の中にある薬を注射器で吸い取って3本分合体させます。

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3本全部の液体を1つの注射器に入れたら薬の完成!

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最後に、注射を自分でへその下あたりにぶっ刺します!

(これがとても怖かった。。。)

 

刺すシーンはさすがに端折っちゃいましたが、

実際にやってみるとそこまで痛くありませんでした。

 

それよりも、

薬の影響なのかなんとなくお腹が張っているような感覚が増してたのが、

ちょっと苦しかったです><

 

 

 

 

体外受精(成功報酬型)の料金について

 

ついに体外受精

 

医療費が高額なので、

私は体外受精する場合は成功報酬型の病院を選択することをおすすめします。

 

私が通った病院では、

採卵や移植ごとに料金が発生するようになっていたので、

まんがいち、採卵がうまくいかなかった場合は余計なお金がかからなくてすむので、料金面で安心できました。

 

 

 

また、お金についてですが

体外受精は特定不妊治療に該当するので、東京都の助成金が利用できます。

東京都特定不妊治療費助成の概要 東京都福祉保健局

 

※ただし下記の要件を満たす場合が条件のようです。

対象者(要件)

次のすべての要件を満たすことが必要です。

○ 申請日現在、東京都内(八王子市の区域を除く。)に住所があること。(夫婦のいずれかが都外(国外除く)在住の場合は、所得額の多い方の住所が都内である場合に限り、申請することができます。)
○ 法律上の婚姻をしている夫婦であること。(事実婚は対象になりません。
治療開始時に婚姻していない場合は、申請日現在婚姻していても助成対象になりません。)
○ 特定不妊治療(体外受精・顕微授精)以外の治療法によっては妊娠の見込みがないか又は極めて少ないと医師が診断したこと。
○ 指定医療機関※1)で特定不妊治療を受けたこと(1回の治療の初日から終了まで指定されていることが条件です。)。
○ 申請日の前年(1月から5月までの申請日については前々年)の夫婦の合算の所得額(※2)が730万円未満であること。

 

 

…私たち夫婦の場合、2人共フルタイムで共働きなので

所得額の部分でぎりぎりアウトになってしまいました。。。

 

正直、もう少し申請のハードルが低くても良いのではないかなと感じました^^;

 

 

そして、金額の部分で盲点だったのが

注射&薬代です!!!

 

排卵誘発するhMG注射は1回約1万円

同じく排卵誘発の点鼻薬は1本2万

 

私は採卵するまで約5回注射を打ったので単純計算5万。。

点鼻薬は2回くらいしか使わないのに2万。。。

 

 

金銭感覚がおかしくなりそうですが、

妊娠するのが最優先なのでしかたないですね!

 

ただ、初回の説明のみ聞いてざっとトータルで30万くらいかな?みたいに軽く考えていたら、

移植前の時点で、既に30万は必ずかか?状況だったので、

お金の備えはしっかりしておかないとと感じました。。

 

 

 

体外受精にステップアップ

 

タイミング法4回、

人工授精3回を経ても子供に恵まれず

遂に体外受精にステップアップしようと思います。

 

<プロフィール>

筆者:キャベツ(30歳)…会社員

旦那(34歳)…会社員

不妊治療をつづけて、1年半

 

 

 

体外受精とは下記のステップでおこなわれます

※下記が大体1ヶ月の流れになります。

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①生理が来て2、3日目に病院に受診、体外受精の説明を受けた後に排卵誘発剤をもらいます。

 

②2回目の病院受診。排卵誘発剤の効果で卵子が増えてるかチェックします

※ここから採卵まで何度も受診します。

 

③採卵

 

④体外で受精→初期胚もしくは胚盤胞まで成長させる

 

⑤胚を移植

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って感じになります。

 

まず、①の生理2日目の受診の時、女性の先生に、

「あなたはAMHが高いから卵がたくさんとれますよ。

一回で妊娠させてあげるから、頑張りましょう!」

と勇気付けられ、体外受精に臨むことを決意しました。

(しかし、この時私はまだ体外受精の大変さを理解できていなかった。。)